2015/12/24 離婚・男女トラブル
離婚に関するご相談
ご相談者は夫と離婚したいと考えている30代の女性でした。
ご相談者と夫との間には3歳のお子さんがおられました。
当職が詳しく事情をお聞きしたところ、ご相談者の離婚についての意思は堅いものの、法律上の離婚原因が認められるとはいえない事案でした。
もっとも、夫も離婚そのものについては強硬に反対しているわけではなく、子供の親権の帰属や、養育費を支払いたくないという点で紛争が激化している事案でした。また、ご相談者はお子さんと夫との面会交流に特段反対はしていませんでしたが、夫は離婚成立後面会交流が出来なくなるのではないかとの疑念を強く持っているようでした。
当職はご依頼を受けて家庭裁判所に離婚調停を申し立て、試行面接を執り行わせること等により夫の疑念を和らげ、同時に養育費を支払う義務があることを粘り強く主張しました。
結果として、調停申立からおよそ4か月後に、ご相談者と夫とは、親権者をご相談者とする離婚が成立しました。