2016/11/30 刑事事件
強制わいせつ罪の弁護活動
相談者は親族が強制わいせつ被疑事実で逮捕勾留されてしまったという方でした。
当職はご相談を受けた当日にすぐさま接見に赴き、被疑者本人から詳しく事情を聞き取りました。また、既におこなってしまったことについては素直に真実を話すべきであるが、安易に警察官に迎合して誇大な、または虚偽の事実を認めてはならないことなどを繰り返し説明しました。
その後、当職が本人の説明を踏まえて事実関係を確認したところ、被疑事実は真実であるということが分かりました。
そこで、当職は本人と接見を重ねて反省と自戒を深めさせると同時に、迷惑をかけた被害者と面談し、謝罪と示談交渉を重ねました。その結果、被害者の方は本人の反省を受け入れてくださり、告訴の取下げを得ることができました。
結果、検察官による終局処分の前に告訴の取下げが得られたことにより、被疑者は不起訴となって社会復帰し、その後この件の反省を忘れることなく更生しているとのことです。