2018/04/03 顧客対応
顧客トラブル
依頼者は顧客から修理のためとの名目で預かった物について、確認検査の結果修理費用が高額に上るとの見積もりを出すと、顧客の態度が難化し、「依頼者の従業員が低額での修理が可能であると述べた」などとして本来必要な費用の2割程度での修理を求められ、かつこれを拒んだにもかかわらず預かった物について引き取りを拒否されているという事業主でした。
顧客は正当な理由なく引き取りを拒み、預り物の保管責任・保管に必要な費用負担など、依頼者の負担は増すばかりでしたが、法律上顧客のものである以上、勝手に処分してしまうこともできないという事案でした。
当職は依頼を受けて顧客へ内容証明郵便で警告を発し、預り物を引き取らなければ訴訟提起を行う旨を通知し、その後訴訟提起に至りました。
訴訟提起を受けて顧客は諦めたようで、預り物を素直に引き取るとともに低廉な費用での修理要求を行うこともなくなりました。