2015/12/28 不動産
賃貸借契約の更新拒絶
依頼者様は、マンションの一室を貸しておられる家主様で、「今は別の人に貸している一室について、どうしても他に貸したい人ができたため、現在の賃貸借契約については、次の更新を拒絶したい」とのご意向で、当事務所にご相談に来られました。
当事務所で、現状の契約状況を精査したところ、建物の賃貸借契約の更新を拒絶するために必要な「正当の事由」が認められる事情に乏しかったことから、当事務所からは依頼者様に、借主の方に対して、賃貸借契約の合意解約の交渉を持ちかけるご提案をさせて頂きました。
その後、当事務所と借主の方との間で交渉を重ね、依頼者様から借主の方に一定額の金銭をお支払することを条件に、早期に立退き頂く旨の同意を得る事ができました。